Agraph / Flat2013.7.4
うちには1匹のワンコがいます。
ミニチュアダックスのメス、名前はキャンディ。
先月、こやつが家に来てから満5年が経ちました。
犬の5年って人間に換算すると36歳だそう。
そうか、うちのキャンディさんはもう36歳なのか・・・。そう考えるとなんだか切ない。
犬って成長がとても早い生き物で、生まれてからたった1年で人間でいう17歳だそうです。
その代わり老化が緩やかで、生後2年経つと4歳ずつしか歳をとらない計算になります。
小型犬の寿命は一般的に12~15年ですが、老齢期に入るのは7~8年目から。
ということは、犬は寿命の約半分が「おじいちゃんおばあちゃん」の位置づけになるということですね。
なんだか狐に化かされたような気分。
夕方、小雨の降る中キャンディの散歩に行きました。
私は犬の散歩をする時、歩くルートをコロコロ変えるのが好きです。
家の近くというものの歩いたことのない道だってまだまだあって、その度に小さな発見があるのが楽しい。
今日は近所の住宅街の小道に入ってみました。
歩いていると、1件の家の玄関に大きな笹が。
折り紙で作ったのであろうカラフルな飾りがてんこ盛りになっていました。
もうすぐ七夕なんですよね。
そんなこと全く意識していなかったから、なんだか得した気分。
しかし、短冊なんていつから書いてないだろうか。
昔はこの時期になると親がどこからか笹を持ってきてくれて、それに飾り付けをするのが毎年の定番でした。
願い事を書いた短冊を何枚もぶら下げてたなあ。今改めて思うと厚かましい話ですよね、ほんと。
7日の当日には織り姫と彦星のためにてるてる坊主を作ったり、「曇りだったらどうなるの?」というめんどくさい質問を親にぶつけたり。
ちなみに未だ答えは分かっていません。
その習慣は、私が小学生の頃まで続いていました。
マセていた私は”◯◯くんと両想いになれますように”と小さな字で書いた短冊を書いたものの、家族の目を気にして笹にぶら下げることが出来ず、引き出しの中にコッソリ仕舞っていたこともありました。
さらにその時、「笹にぶら下げないと気付いてもらえないかも」なんて心配までしてたような。可愛いですね。
なんでも純粋に信じて夢を見ることが出来た年齢。
大人になって忘れていた感覚を、少しだけ思い出したような気がします。
今年はささやかながら、小さな笹でも飾ろうか。
電信柱をクンクンしているキャンディを横目に、そんなことを考えた夕方でした。