音読

一日一曲 日々の気分で一曲をチョイス。 書くこと無くても音楽がどうにかしてくれる! そんな他力本願なブログです。

書き手:椎名あかねプロフィール

10-FEET / VIBES BY VIBES

毎年7月に宇治の太陽ヶ丘で行われるイベント、京都大作戦。

今日はその初日でした。残念ながら私は行けませんでしたが。

このイベントは、京都出身のロックバンド10-FEETによる主催の夏フェスで、今年で第7回目を迎えます。(初回は台風により中止でした)

京都大作戦は全国の夏フェスの中でも開催日程が早いので、この時期が来ると「夏が来たー!」という気分になります。

 

「夏フェス」、それは私が高校生の時に憧れたイベントのひとつ。

高校生の私にとって、ライブやフェスというのは大人の世界の話でした。

ロキノンやMUSICAの夏フェス特集を、指を咥えて読んでいたような。

そして「大学生になったらいっぱい夏フェスに行くぞ!」なんて密かに意気込んでいたものです。

 

大学生になった2008年、私が初めて参加した夏フェスはこの京都大作戦でした。

開催の発表からすぐにチケットを購入し、「念願が叶うんだ!」とその日までワクワク。

当日は朝早くから入場の列に並び、オープンと同時にステージの前方にダッシュ。大きな荷物を持ったまま、開演まで何時間もそのまま待ち続けていました。

初体験の夏フェスです。勝手や暗黙のルールは勿論、なんと「モッシュ」や「ダイブ」というものも知りませんでした。無知ってこわい。

そんな人間がどんな目に遭うのかは想像に容易いですね。

 

期待に胸を膨らませ、ドキドキしながら迎えた定刻。今まで経験したことのない大きな音に鳥肌が立ったのを鮮明に覚えています。

しかし、そんな感動も一瞬。

開演と同時に後ろから押し寄せる人、人・・・

演奏が始まると人の波の上を転がる人、人・・・

初めて経験するモッシュと容赦なく転がってくるダイバーに体力と気力は早々に底を尽き、アーティストのステージが終わる前に退散。

今では笑い話ですが、当時の私にとっては「身を以て学ぶ」という言葉がピッタリの衝撃的な出来事でした。

 

今では毎年恒例になった京都大作戦。

10-FEETが京都を盛り上げたいと始めたこのイベントは、ちゃんと彼らの思惑通り、立派なフェスのひとつとして欠かせないまでに成長しています。

噂によると、閉園後にゴミが殆ど落ちていないのも有名らしいです。TAKUMAの呼びかけに応えたオーディエンスがゴミ拾いをして帰るんだとか。純粋に、すごい。

 

ということで、今日の一曲は10-FEETから選びました。

貼り付けたのは京都大作戦2011の映像。色んなバンドマンがステージに現れて楽しそうに暴れています。

こういう雰囲気も、フェスならでは。

 

 

明日は京都大作戦の2日目。終日いい天気に恵まれることを願ってます。

参戦される方は、体調管理に気をつけて楽しんで下さい!

これまでの一曲