Ovall / Feverish Imagination2013.7.29
ある番組の構成台本(もどき)を書かせてもらっています。
今日はその撮影の日でした。
三条にあるVoxhallというライブハウスを借りて、そこが簡易スタジオです。
今まで撮影の現場に立ち会ったことはあるのですが、ほんの少しだけ。
今日のように準備から撮影まで始終お手伝いをさせてもらうのは初めてです。
私は特に技術的なことが出来る訳ではないので、台本をチェックしたりしながら皆さんの動きをジーッと見ていました。
照明やカメラのチェック、マイクのセッティングなど、色んな担当の人がテキパキと動いて次々にひとつの撮影をこなしていく、撮影の現場では当たり前のことだと思うのですが、初めて見る私からしたらカッコいい。
と、同時に自分の無力さを思い知りました。
初歩的なミスも数カ所あったし、書き直さないといけないところも勿論あって。
初めてだからというのは言い訳にはしたくないから、ただただ悔しいばかり。
次はもっとああしよう、こうしよう、とたくさんのことを学んで帰って来ました。
こんな私でも求めてもらえるのなら、それに全力に答えたい。
小学校を卒業するとき、担任の先生が生徒1人ひとりに配ってくださったメッセージカード。
そこに書いてあった言葉が、今でも強く心に残っています。
「頼み事をすると、いつも期待以上に返してくれました」
何かと委員長やら生徒会やらに立候補しまくって、人生で一番目立っていた小学生時代。
この言葉は当時の私にとって本当に嬉しかった。
この言葉をもらうために頑張っていたんだー!くらいの勢い。
そして、これが私の性格の何割かを形成したといっても過言ではないくらい、影響を与えてくれた言葉です。
頼りにしてもらえることの大事さ、期待してもらえることの喜び。
時にはプレッシャーになる時だってあるけれど、それに答えられた時の達成感が大好きです。
これからもこの言葉を大切に生きていきたいなあ、そう思った一日でした。
今日はトラックメイカーのShingo Suzukiによるバンドプロジェクト、Ovall(オーバル)からの一曲です。
同じくトラックメイカーのドラマーmabanua、そしてジャズギタリストの関口シンゴの3人を中心に活動しているこのバンド。
それぞれの秀逸な技能が集結され、まさに三人寄れば文殊の知恵です。
HipHop、ソウル、R&B、ジャズ、全てを巻き込んで作り出される、メロウでラグジュアリーな音。
優しく包み込んでくれるようなこのグルーヴ感はOvallにしか出せないと思います。
お酒にもよく合いますので、是非ご賞味ください。