音読

一日一曲 日々の気分で一曲をチョイス。 書くこと無くても音楽がどうにかしてくれる! そんな他力本願なブログです。

書き手:椎名あかねプロフィール

Bibio / Fire Ant

今日は、五山の送り火でしたね。

私は観に行っていませんが、京都市内は観光客であふれかえっていたのでしょうか。

 

そもそも五山の送り火とは、お盆で帰って来られていたご先祖様方を冥府へ見送るために行われていますよね。

私の家は毎年、近所の川でお線香に火を付けて送り火をします。

すっごくささやか。

なので、どうしてあんなに大々的に送り火を行うのか不思議に思っていました。

ただの送り火(バカにしている訳ではない)がこんなに有名な観光行事になってしまう京都、改めてすごいなあと思っちゃいますね。

 

五山の送り火はなんでも、昔に松明の火を空に投げて霊を見送る習慣があって、その火が山に点火したのがきっかけだという説があります。

しかし、誰がいつから始めたのか、確実なことは分かっていないらしいです。

始まりの時期も全部で3つの俗説がありますが、平安初期・室町中期・江戸初期、とみんなバラバラ。

こんなにも大きな行事の紀元が不明っていうのはなんだか不思議。

 

 

今日の一曲はfire繋がりでBibioからの選曲。

イングランドのウエストミッドランズ在住のStephen Wilkinsonによるソロプロジェクトです。

16歳の時にエレクトロニカに出会った彼。

そして大学在学中に実験的な音楽に興味を抱き、ポータブルMDレコーダーと安いヘッドフォンスプリッター、そして雨音や自然が生み出したサウンドを録音し、それを使用した音楽作りに没頭したといいます。

その勢いで2005年にアメリカのレーベルMushから1st『Fi』をリリース、その後も2枚のアルバムを発表し、今ではその名を全世界に知れ渡らせています。

そんな彼の音楽の最大の特徴は、クリアな音にわざわざ手を加えて作り出すユニークなサウンド。

あえて壊れた機材を使った独特な音、そこには崩壊して朽ちて行くものの魅力や美しさに拘ったBibioの独特の色が如実に表れています。

 

 

 

 

PS.土門さん、お誕生日おめでとうございます!

これまでの一曲