音読

一日一曲 日々の気分で一曲をチョイス。 書くこと無くても音楽がどうにかしてくれる! そんな他力本願なブログです。

書き手:椎名あかねプロフィール

palitextdestroy / vech

鹿児島の銘菓と言えば、かるかん。

美味しいですよね。

蒸しパンのようにしっとりとした生地に、あんこが入った軽羹饅頭、大好きです。

 

私の家のおとなりさんは鹿児島出身。

実家に帰省してされていたということで、頂きました。

ありがたや。

 

写真

 

鹿児島のホットな話題と言えば、18日の午後4時半頃に起こった桜島の噴火です。

噴煙の高さが約五千メートルにも達したと言われたこの噴火、おとなりさんもリアルタイムに経験したそうです。

買い物をしていると、突然地響きのような震動があり、5分ほど後にもくもくと煙が沸き上がってきたと。

 

噴火なんて、もちろん今まで経験したことの無い私からすると「なんて怖いんだ」というのが率直な感想です。

だって、普通に生活している中で急に地響きがするんですよ。

地震なのかなんなのか、はっきりとした区別もつかないまま空が暗くなってゆくなんて怖すぎる。

しかも、大量の灰が降り注いでくるなんて、この世の終わりかと。

 

だけど、おとなりさんも言ってはりましたが、現地の人からすると「もううんざり」というのが正直な感想なんだとか。

「今回の噴火で今年500回目やで?いちいち灰の撤去するんも面倒やし、空気も悪くなるし、もうええわ!」だそうです。

しかし、500回目ってすごい。

平均すると1日に平均2回以上は噴火している計算になりますよ。

 

鹿児島の天気予報では翌日の桜島上空の風向きが報じられる、と聞きました。

それが家の方に向いていたら外に洗濯物を干せません。

窓を開けっ放しにしないことや、急な降灰にそなえて日傘やマスクを持ち運ぶのも当たり前なんだとか。

他にも、北海道の住宅が断熱に秀でているように、噴火の多くなった近年では鹿児島の住宅でも灰への対策がとられた住宅が増えているそうです。

 

これを知って、鹿児島の人にとって桜島は日常に溶け込んでいるものなんだなあと実感しました。

当然のごとく、地域にはそれぞれ自然的特徴があります。

だけどやっぱり自分に馴染みの無いことが違う場所で当たり前に起こっているのは、なんだか不思議だなあ。

改めて思うけど、日本って広い。

 

 

今日の一曲は名古屋のバンド、palitextdestroyから。通称、パリテキ。

2010年に結成されてすぐ、その音楽性に一気に注目が集まります。

2011年2月にはDOPING PANDAのツアーの名古屋公演にてO.Aを勤め、同年の「出れんの!?サマソニ!?」オーディションを通じてSUMMER SONIC2011に出演。

そして年末にはタワレコ主催のオーディション、Knockin‘on TOWER’s Door Vol.2にて約1000組の応募の中からファイナリスト5組に選ばれる、という異例のスピード展開。

編成はギター、キーボード、ドラムの3人編成です。

 

時にはジャズ、時にはクラシックのように美しいメロディを奏で、次の瞬間にはポストロックのような轟音に変化している。

そしてダンスチューンのように観るものを踊らせながら、急にタカが外れたかのようにカオスな展開に。

曲ごとにバンドの色が次々と変わって行く、まさに、自由な音楽です。

 

私は今年の6月末にこのバンドと出会いました。

初めて聴いた時、頭の中が「???」となったのが印象的。そう、忘れられないバンドなんです。

聴けば聴くほど色んなパリテキが出て来て、本当に飽きない。

こんなにコロコロと表情を変えてくるバンドは初めて、「パリテキはこういうバンドか!」と固まった考えをあっさりと破られる。

いい意味で騙してくれます。ちょっと悔しいけど。

今年中に、生で観る事が出来たらいいなあ・・・。

 

本当は、公式で上がっている5around and 6 sentimentという曲のPVを載せようかと思ったのですが、映像の刺激が強い(?)かもしれないと思い、こちらにしました。

気になった方はよければチラッと探してみて下さい。

 

これまでの一曲