FreeTEMPO / moon2013.9.18
昼はまだまだきつい日差しがあるものの、夜はめっきり寒くなってきましたね。
極度の寒がりの私、手足の冷えに絶え切れず早くも冬装備。
フリースのパジャマにモコモコの靴下です。
しかも昨晩から布団に電気あんかを設置してしまいました。
まだ9月、これから来る冬本番が心配です。
今夜はとっても月が綺麗でしたね。
ご覧になられた方も多いかと思います。
ジムから帰宅して車から降りると妙に明るい夜。
見上げるとまんまるの月がこれでもかという位に光っていました。
iPhoneのカメラなんかで撮れるはずがないと分かってながらも、つい。
月の満ち欠けカレンダーを見ると、明日が十五夜だそうですね。
1年で最も綺麗だとされる、中秋の名月です。
中秋とは、旧暦で秋とされた7~9月の真ん中ということ。
そしてその満月の前日は待宵月と言います。
翌日の満月(宵月)を楽しみに待つから待宵月。
月の呼び名って興味深いですよね。
特に十五夜月の翌日からの呼び名の由来がおもしろい。
十六夜月は十六夜=いざよい=ためらう・遅れる、という意味。
満月よりも月が出るのが遅いから、月がためらっているのだと表現されています。
その次の日は座待月。
満月の月が出る時間から立って待っているうちに出てくるから。
そして居待月。
立って待っているのでは疲れてしまうから座って待とう、という意味。
そこから、臥せて待とうという臥待月、夜が更けてから出てくる更待月、と続きます。
昔から月を楽しむということが大切にされてきた証拠ですね。
因みに明日の満月は、20時13分にピークが見れるそうですよ。
涼しくなった夜、たまには虫の声を聞きながら月を楽しんでみてはいかがですか。
今日は月繋がりのこの曲。
FreeTEMPOこと半沢武史さんからの選曲です。
2000年から仙台を拠点にしてFreeTEMPOとしての活動を開始。
2003年に出した1st『The World Is Echoed』は特にプロモーションを行っていなかったにも関わらず、渋谷HMVを中心に大ヒット。
それ以降、出したアルバムは軒並みチャート上位に入り、FreeTEMPOの名を全国に知らしめることとなりました。
フジロック2008では約4000人の観客を魅了し、イタリアや韓国でも精力的に活動。
しかし2010年、活動開始10周年を記念に、FreeTEMPOでの活動終了が発表されました。
それからは、半沢武史名義で音楽活動をされています。
最近で言えば、ドラマ『ラストシンデレラ』の音楽担当をなさっていたそうな。
FreeTEMPOと言えば、美しくて透き通った水のようなメロディ。
ボサノヴァやハウス、ジャズの要素を融合させて生み出された音は本当に聞いていて心地よい。
日常でキラキラとしたものを見つけたような喜びや、寂しい時にそっと包んでくれるような安心感が彼の楽曲の中にはあります。
そんな私が特に好きなのは、2ndの『sounds』。
FreeTEMPOの持ち味が最大に引き出された、綺麗で切ないサウンドが溢れています。
曲のタイトルが全て自然にまつわる単語になっているのですが、どの曲もそのワードが見事に表現されていて完成度がとても高い。
FreeTEMPOが気になった方はこの盤から入ってみてください。
是非聴いて欲しいイチオシの1枚です。