安藤裕子 / Green Bird Finger.2013.9.26
気をつけようと思った矢先に起こってしまう不慮の事故。
あれは一体なんなんだ。
意識するのが遅すぎるということなのでしょうか。
今日はちょっと痛い話をします。
晩御飯を食べ終えて食器を洗っている時のこと。
キャンディのご飯が入っていた缶詰が汚かったのでこのままではゴミに出せないから軽く洗おうと思い、スポンジと手を突っ込んでクルリと回しました。
その際、「指を切らないように気をつけよう」と思った瞬間・・・人差し指に経験したことのない鋭い痛みが・・・。
缶詰の切り口ってすごいんですね。
もうね、紙とか段ボールで指を切るのとは桁違いに生々しい感覚、そして何よりめっちゃ痛い。
そうです。見事にスパッと指の横を切ってしまった訳です。
ちょっとやそっとのことではパニックにならない私ですが、予想以上にリアルな感覚に流石に慌ててしまいました。
近くに居た母に向かってひたすら「切った!切った!切った!血!切った!指!」みたいなことを叫んでた気がします。実際はあまり覚えていない。
急にそんなことを叫び出す私を見て母も何事かと大慌て、水道水で洗剤を洗い流して消毒液をこれでもかってくらいかけられました。
今から思うと絶対あんなに要らなかった。
溢れ出る血を拭き取ってどうにかこうにか絆創膏を貼りましたがみるみる間に真っ赤っか。
そこで、テーピングで止血を試みたんです。
太いテープを2本に切り分けている時、パニックと痛みのせいだろうか、だんだんと今の状況が面白くなってきた。
そして笑いがこみ上げて爆笑しながらテープを巻く私の姿はきっとホラー。
テンションに任せて、五重くらいにぐるぐる巻きにしてやりました。
ギュッと抑えると痛みがマシになるため、これでもかという程にキツく。
するとですよ。
ほっとしたのもつかの間、3分も経たない間に指の先が真っ青に。
触ってみるとびっくりするくらいに冷たくなっているではありませんか。
「やばい!壊死する!」と同時に「人間の身体ってすげー!テーピングすげー!」と思い、記念写真。何してんねん。
テーピングを外すと急げ!と言わんばかりにすごい勢いで血が巡ってくるのが分かりました。
ちょっと気持ちよかった。だけどその分痛かったからぼんやりと「1人SMだ・・・」なんてバカなこと考えてました。ほんとバカ。
そんな今晩のハイライトでした。
疲れた。
ちなみに、止血する際は細胞が死なないよう最低でも1時間ごとに血を巡らせないといけないらしいです。
皆さんもお気をつけて。