大友良英 / 『あまちゃん』OPテーマ2013.9.29
諸事情によりしばらく参加出来ていなかったライター講座、久しぶりに行ってきました。
長いこと顔を出していなかったからちょっと行くのに勇気がいったけど、それでも行って良かったです。
詩野さんフィーチャーの音読新刊も配布出来ましたし。
皆さんありがとう。
ところで今日の講座の中で、話題の朝ドラ『あまちゃん』のOPを聴いて考察してみよう、というのがあったんです。
作曲はあの大友良英。
このOP、詩野さん曰く「誰でも耳にしたことのあるこの音楽」な訳ですが、実は私、今日初めて聴いたんです。言い出せなかったけど。
大友さんが手がけているというのは知っていたので聴こう聴こうと思いながらも聴けずじまいのまま。
社会現象となっている『あまちゃん』ブームに乗り切れず、昨放送も終わってしまったそうで。
『あまちゃん』と言えば「じぇじぇじぇ」というワード、というのは分かっているのですが、その「じぇじぇじぇ」が何を意味しているのかすら知らないという始末。
もうちょっと俗世の話題の勉強した方がいいのかもしれない。
初めて聴いた感想を言うと、なんとまあ元気いっぱいの良曲ですね!
たった1分半にあれだけの要素を盛り込んで、はちきれんばかりのボリューム。
大友さんはインタビューで「やりたい放題やった」と仰っています。
その通り遊び心に溢れているこの曲。
朝からあの曲を聴いて一日頑張るための活力をもらった!そういう人も多いのでは。
さて、そんな『あまちゃん』OPに含まれるもの。
この曲は様々な音楽性が入り交じっているそうです。
大きく3つに分けると、ユダヤ系ルーツの民族音楽クレツマー、日本のチンドン、そしてブラジルを代表とするサンバ。
チンドンはお店の広告を目的としたチンドン屋が演奏していた、どんちゃんとした音楽です。
吹奏楽やマーチングバンドが演奏している姿が目に浮かぶようなこの曲、動画を探してみるとやっぱりいっぱい動画がでてくるでてくる。
甲子園の応援にまで使われていて、それがまた雰囲気にピッタリですよね。
裏打ちの軽快なリズムは身体を動かしたくなるような楽しさ、そして壮大で感動的な盛り上がりを魅せるサビ部分。
一度聴いたら頭から離れなくなるようなこの曲は間違いなく年齢を問わず万人受けするでしょうし、実際に大ヒットしています。
大友さんはすごい。
ちょっと気になるからサントラでも借りてみようかな。
こうやってみんなでひとつの音楽を聴き、その曲に含まれている音楽要素を考察するっていうのはとても勉強になります。
「この曲のこういったところがそうだよ」と実際に聴きながら説明してもらわないと、字面で読むだけではピンとこないのがジャンル分けの難しさです。
そういった機会もそうないので、すごくありがたい。
その音楽性を知った上でもう一度その曲を聴くと、また違った魅力を知ることが出来ると思います。
ということで今日はその『あまちゃん』OP曲を貼り付けます。
大友さんのラストのテンションの上がり具合が見ていて気持ちいい!