10月最後の悪あがき ── mouse on the keys / 最後の晩餐2013.10.31
人間は日常で色々な自分を演じ分けている人が大半で、いつ何時も素の自分でいる人なんてほんの僅かだというのが自論です。
後者を羨ましいとは思わないけれど、演じる上でそのキャラクターに悩むことが多いです。
最近は特に。
例えば、これから一緒に仕事をしていく上でお世話になる人が相手だとして、やっぱり第一印象を良くするために「真面目で仕事が出来る私」を演じることになります。
だけどこのキャラクターを最初に演じてしまうと、のちのちに人としての距離感を近づけることが難しくなってしまう。
遠慮してしまって、ちょっとした冗談やフランクな会話が出来ない。
上辺で打ち解けたフリをするのは簡単かもしれない、だけど本当に心から打ち解けているかっていうとそうではない訳で。
あとよくあるパターンは、「真面目で仕事が出来る私」は頼まれごとを何でもホイホイと引き受けてしまうということ。
ドエムかよって自分に突っ込みたくなる位に仕事を引き受けた結果、パンクしてしまったり。
その最中は何でも引き受けちゃう私いい人!って自分に酔ってるから事の重大さに気付かないんですよね。
上手に断る術を学びたい。
かといって、最初から「フランクでコミュニケーション力抜群な私」を演じてしまうと後で絶対にボロが出てしまう。
あれ?あかねさんってもっと明るい人じゃなかったっけ?とか思われてしまいそうで怖い。
そしてそのうち相手に会うのすら嫌になってしまうから、これは出来れば使いたくないキャラクターナンバー1かもしれない。
最初に定めたキャラクターを徐々に崩して行くっていうのも1つの手。
だけどその崩す加減が分からなくて、自分のキャラクターが迷子になってしまった苦い経験がたくさんあります。
だから私は多くの場合、最初のキャラクターを貫き通すしかない。
みんな、キャラの使い分けってどうやってるんだろう。
私が不器用なだけなのだろうか。
・・・今読み返してみたら、なんて暗くてネガティブな記事なんだ。
グチグチと文句を言う前に、私はもっと自分に厳しくならないといけない。
11月のモットーは「自分に厳しく」にします。