音読

一日一曲 日々の気分で一曲をチョイス。 書くこと無くても音楽がどうにかしてくれる! そんな他力本願なブログです。

書き手:椎名あかねプロフィール

凹凸のパズル ── AJICO / ペピン

 

皆さんは、AJICOというバンドをご存知ですか?

元BLANKEY JET CITYの浅井健一(ベンジーですね)と、歌手のUAが中心となった4人組のロックバンドです。

このバンドは、1999年に出たUAの『turbo』というアルバムに浅井が楽曲提供したことがきっかけとなり、バンドを結成。

2000年を通じてライブやイベントなどを経て、同年11月にシングル『波動』でメジャーデビュー。

しかし、翌年の2001年の3月、旧赤坂BLITZで行われたツアーファイナルを持って早くも解散。

期間限定とも言える、幻のバンドです。

 

私がAJICOの存在を知ったのは約2年前。

なんてムーディなんだ、と思ったのが第一印象。

このバンドはUAと浅井のツインボーカルとなっているのですが、ご存知の通り2人ともとてもクセのある声をしています。

だけどお互いの歌声を邪魔し合うどころか、凹凸が見事に合わさっていてものすごくマッチしている。

 

結成された当時の浅井は、リスナーにとってもブランキーのイメージが抜け切っていなかったはず。

一方UAは1人の歌い手というより彼女自身が歌声を発する楽器のよう、まさにニューウェーブだったのではないでしょうか。

そんな2人の組み合わせ、異色のコンビです。

AJICOが発表された時の音楽雑誌を読んでみたい。

 

先述した通り、私はかなり後にこのバンドを知った訳です。

なので、音楽ファンの間でどれほどの人気を誇っていたのかが分からない。

期間が短かったので出しているCDの枚数も多くないですし、もしかしたら知名度があまりなくてもおかしくはないですよね。

だけれど逆に、短期間というものがレア度を生み出し、今では伝説と化しているのが事実。

実際にリアルタイムに聴いていた人の話を聞いてみたい。

 

再結成とかしてくれないかな。ないだろうな。

これは他のものにも言える事ですが、改めて集結することがないからこそ保たれる美しい何かがあるんでしょうね。

そしてこの動画の、ベンジーが歌い出した瞬間の「キャー!」という黄色い悲鳴がなんだか面白い。

まあ、かっこいいもんね。うん。

これまでの一曲

2013.11.29 犬のきもち ── Elvis Presley / Hound Dog
2013.11.28 笑顔は伝染する。 ── Donots / Saccharine Smile
2013.11.27 スーパーにて ── Blue / If You Come Back
2013.11.26 学園祭 ── Gerry Mulligan / Festival Minor
2013.11.22 人人人 ── PUFFY / Tokyo I’m On My Way
2013.11.21 お菓子食べたい ── MEG / 甘い贅沢
2013.11.20 センスに溢れている ── Justice / D.A.N.C.E.
2013.11.19 ストリートビュー ── Chicago / Street Player
2013.11.18 無意識の羞恥 ── くるり / 男の子と女の子
2013.11.17 ハッピーウィークエンド ── Chara / FANTASY
2013.11.16 心からの祝福を ── De Barge / I Like It
2013.11.14 高速バス ── ケツメイシ / トレイン
2013.11.12 高み ── 相対性理論 / 四角革命
2013.11.11 1111 ── Le Couple / 料理記念日
2013.11.10 コンビニの光 ── Candy Dulfer / L.A. Citylights
2013.11.9 いかに組み込むか ── Cosmic Baby / Fantasia
2013.11.8 凹凸のパズル ── AJICO / ペピン
2013.11.7 便利な機械と人の頭 ── avengers in sci-fi / NAYUTANIZED
2013.11.6 ドレスを買いました。 ── Weezer / Buddy Holly
2013.11.5 自分のベッド ── The Pussycat Dolls / Stickwitu