音読

一日一曲 日々の気分で一曲をチョイス。 書くこと無くても音楽がどうにかしてくれる! そんな他力本願なブログです。

書き手:椎名あかねプロフィール

「同い年」 ── ELLEGARDEN / ジターバグ

 

 

ふと、ELLEGARDENの♪いつだって君の声が〜の部分が頭の中に浮かんできたので今日はこの曲。

いやあ懐かしい、年齢的にモロ高校生の頃によく聴いていました。青春だ。

しかしいつも思うのは、細見武士(ボーカル)って英語が流暢で上手いですよね。

ということで今日、帰国子女なのかな?という疑問を今更解明すべく、Googleで調べてみたんです。

すると目に入った。『細見武士(40)』。

え?40?あれ?・・・。

いつの間にやらご立派な年齢になられて・・・。

驚きすぎて、電車の中で「えっ」と声が出ましたよ。

そうかあ、そりゃまあそんな歳にもなりますよね。

しかしいつまで経っても細見さんは若いなあ。

 

 

自分の将来の夢を問われる機会が多かった頃、いつまで経っても明白な夢が見つからずにその質問に答えられないばかりでした。

それどころか、人には言わないけれど自分には何か隠れた才能みたいなものがあって、今はまだそれを開花させる何かに出会っていないだけなんだ、と思い込んでいた時期だってありました。

これって多かれ少なかれ誰にだってあるものだと思うけれど、自分には特にそれが強かった。(自分はバカでしたって公言しているようなもんだなコレ)

根拠の無い自信を何故か持っていた、というより自分には夢が無いぶんそこに縋り付くしかなかったんだと思います。

自分は人とは違う、そう無理に思い込んで自分に暗示をかける。「だから私はこのままでも大丈夫」って。

そんなの何の免罪符にもなっていないのにね。

 

こんな感じで自分に都合のいいやつのクセして、人一倍負けず嫌いな私。

ちょっと方向性が変だけれど、芸能人や有名人、アーティスト、それも有名な人から京都でのみ活動するマイナーな人にまで、「同い年」の人に対してものすごく反応してしまいます。

あの人はこんなにも有名なのに私はこんな無意味な毎日を過ごしている、この人はこんなに多くの人に影響を与えているのに私は何も出来ていない、フィールド云々以前にまず比べること自体が変なのに、こんなことを思ってしまうのを避けられなかったのです。

この感性は大体19~22歳時にピークを迎える。

 

今私は24歳、さすがにこの歳になると目にするようになる同い年の人なんてワンサカといます。

それこそライブハウスに行くと年下のバンドマンだって山ほど居ますしね。

ああやって思ってしまうことはもちろん今でも多少ありますが、さすがに昔ほど捻くれたものでは無くなりました。

それより増えたのは、「あの人が24歳の時は〇〇だったのにな」という方ですかね。

いつまで経っても比べてしまうクセは治らないものです。

 

私は人とは違う、そう思える年齢も超えたと思います。

言い方を変えると、諦めがつく年齢っていうことなのかな。

さすがにもう24歳、たとえ何かを持っていたとしても今から開花したところで努力してそれを手にしてきた人とさほど変わりませんからね。

要するに、私は自分を特別な人だと思って欲しかったんだと思います。

人とは違う、そう認めてもらえるってことは自分の大きなアイデンティティを認めてもらえるってことに繋がるような気がするから。

 

だけれど、私より10つ歳上の人だったらきっとこう言う人もいるでしょう。

「まだまだ若いんだから、何でも出来るよ」

この言葉は昔からよく聞きました。

一体いつまで有効なのでしょう。

確かに10つ歳上の人からすると私はまだまだ若くて、これから新しいことにチャレンジしても許される年齢かもしれません。

きっと10年後、私も同じ事を言うと思うから。

だけれど、20や21の頃に比べるとやっぱりリスクやこれからのことを考えてしまって行動に移せない。

移せない、と言っても同じ年齢の人でも今から人生の進路変更をする人なんて沢山いるだろうから私はただのヘタレってことか。

そうか、ヘタレなんだな私は。

そのくせ行動に移して私の出来ないことをして成功している人に対して嫉妬してしまうなんて、ヤな奴だな。

これは負けず嫌いなんじゃなくて、ただの負け犬の遠吠えってやつか。

うーん、気付きたくないことに気付いてしまったな。

 

ああ、今日も駄文を書いてしまった。

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