モテキ ── N’夙川BOYS / 物語はちと?不安定2014.1.15
インターネットが使えない間、久しぶりに映画を観ました。
ずっと気になっていた邦画、『モテキ』です。
観た後に知ったのですが元はドラマだったんですね、一時期すごく宣伝していて面白そうだなあと思いながらもずっと観る機会が無かったのでこれを機に、と借りて来ました。
何よりも魅力的だったのが劇中で流れる音楽。
昔のものから新しいものまで多種多様、しかもアーティスト本人も多数出演しているということでかなり期待していざ再生。
いやー、面白かった。
序盤からお腹が痛くなるくらいに笑わせてもらいました。
何と言っても森山未來の演技が良い。
表情のひとつひとつ、観ているこっちまで同じ顔になってしまいそうになるくらい。
ストーリーも「これ分かるわ〜」っていう微妙な空気感、複雑な心境、とっさにとってしまう行動、どれを取っても見事に表現されていて見入ってしまう。
それも森山未來扮する主人公の藤本幸世のダメ男っぷりが見事で、観ながら「これあかんやろ!」とか「やってしまったな〜」とかブツブツ独り言を連発していたような。
だけどもダメ男だからいいんであって、これが完璧な男の話だったらきっと面白くないんですよ。
何をしでかすか分からない幸世を見守りながら、次は何をしでかすんだ・・・って思いながら映画を観ることが出来るから楽しい。
そして何よりもやっぱり音楽は大当たりでした。
流れてくる音楽全部、「この曲きたか〜!」「ここでこれは反則や〜!」みたいな。
J-POPを中心に名曲揃い。
最初にも書いたけれど、ご本人サマ出演が次々と出てくるから観ていて飽きないというメリットもありました。
在日ファンク、TOKYO NO.1 SOUL SET、ナミキソ、N’夙川BOYS、女王蜂、スチャダラバー、ピエール瀧、Perfume。
これだけでも豪華なのに、みなさんが映画に綺麗に溶け込んでいるから面白いかつ新鮮で。
現実味を増すというのもあるし、この手法は好きだなあと思いました。
出演は無くとも劇中で使用されている曲も名曲揃いでした。
ここで書くとなんとなくネタバレ感があるので書きませんが、私にとっては全くと言ってほどハズレ無し。
流れてくる曲が分かる自分が嬉しかった。
この映画は音楽好きであればあるほど楽しめる映画だなあと思います。
ほら、こんなに書いてるとだんだん見たくなって来たでしょう?(何の宣伝なんだ)
疲れている時、おもいっきり笑いたい時にでも観てみてください。
きっと楽しめること間違い無しです。
とりあえず、麻生久美子かわいい。