失敗と経験と成長 ── Bud Powell / so sorry please2014.2.5
職場で大きな失敗をしました。
絶対に起こしてはいけない、そしてそれを起こすのをとても恐れていたこと。
とうとうやってしまいました。
ちょっと心配だけれどまあ大丈夫だろう、と自分の力を過信した時に限って起きてしまうあれ、その瞬間をいくら後悔してももう遅い。
起こってしまってから事後処理をしていた時間、頭が真っ白になっていたのでほとんど覚えていません。
というか必死になっていたので、きっと無駄な行動が多かったような気がする・・・あまり思い出したくない。
だけれども、顔面蒼白になって謝り倒している私に怒る人は誰もいませんでした。
むしろどの先輩方も自分が過去に起こした同じような失敗談を教えてくれて、「一度はこういうミスをした方がいい、だけれど2度目はダメだよ」と。
私もあの時はさすがにもうダメだと思ったよ〜、と笑いながら話して下さる先輩。私はすごくありがたい職場に居るのではないだろうか。
その中で心に残った台詞が。
「どうして一度は大きなミスを経験しておいた方がいいかというと、この先教える立場に立ったときにその方が説得力があるから」
ピンチはチャンス、ミスから学ぶことは大きいというのはこういうことなんでしょう。
先輩方の失敗談にすがるような思いでしたよ、ほんと。
「今こんなにしっかりしてはるけど、昔はそんなミスだって起こしてはったんや、だから私も大丈夫」と自分に言い聞かせて必死に精神を保ってました。
下を見て安心する、というのとは違いますが、こんな自分だってまだまだ成長する余地が沢山あるんだ、ということを分からせてもらえました。
それと同時にもう同じ過ちを繰り返せない、という緊張感も。
だけど、常に適度な緊張感は必要なものだと思うので、結果的には今回の失敗は良かったというように考えよう。
おかげさまでものすごくポジティブになっていますが、決して調子に乗っている訳ではございません。
ミスを1つの大きな経験だと見なし、そこから学んで成長する。
そこからしか得られないものだってあると思うので。
はあ、頑張ろう。
ちなみにことが落ち着いた後で店長に「もうクビかと思いました」と言うと「んなわけないやん、ミスをしたからこそ逃げるなんて許さへんで」というありがたいお言葉を頂きました。ああ怖い。