バンドがバンドを生む ── Polaris / 月の恋人2014.2.8
今日は、Polarisというユニットを紹介します。
ギターボーカルの大谷友介とベースの柏原譲によって2000年に結成され、2001年3月にドラムの坂田学が加入(2005年に脱退)。
9月にはデビュー前にしてNathalie Wiseと共にレーベルFamily Songを設立。
そして11月にミニアルバム『Polaris』でデビューしました。
柏原が10年間在籍していたFISHMANSをどこか思い出させるような浮遊感のあるサウンドと透明感のある大谷のボーカルの組み合わせは独特なものであり、その音楽はダブポップと呼ばれていました。
過去に4枚のオリジナル・アルバムをリリース。
ライブでの評価も高く2002年にはFUJI ROCK FESTIVAL2002やROCK IN JAPAN FESTIVAL 2002に出演。
その他にも数々の野外フェスで観客を魅了してきました。
2006年の4thアルバム『空間』以降はそれぞれのソロ活動をスタート。
大谷は同年に10年来の友人であるハナレグミの永積タカシ、クラムボンの原田郁子と共にボーカルユニットohanaを結成しデビュー。同年の2006年にはROCH IN JAPAN FESTIVAL 2006に出演した際にはバックバンドに東京スカパラダイスオーケストラ他豪華なメンツを加えたアクトを見せてくれました。
2010年2月に活動拠点をドイツのベルリンに移し、ソロプロジェクトであるSPENCERを始動し、国境を越えて幅広く活動しています。
柏原は同じくFISHMANSのメンバーであり現東京スカパラダイスオーケストラで活躍している茂木欣一と加藤隆志とso many tearsを結成。
それらにより一旦彼らの活動は休止されましたが、2012年には約6年ぶりとなる新作『光る音』のリリースをきっかけとして再始動します。
ファン待望のこの新作は10分を越える壮大なシンフォニー。
彼らの楽曲は時を越えてまた新たなファンを多く獲得したのでした。
今日はそんなPolarisの曲の中で一番好きなこれを。
2005年にリリースされた3rdシングル。
前述したように親交の深さからゲストボーカルが決まったのでしょう、クラムボンの郁ちゃんがコーラスを努めています。
私がPolarisをあまり聴いていなかった時にこれに出会い、もっともっと彼らのことを知りたいなぁと思った曲です。