物欲 ── The Beatles / Yellow Submarine2014.6.14
ちょっと時間が経ってしまいましたが、音読フェス、ご来場くださった方どうもありがとうございました。
3部ともとても楽しくとても貴重な時間を過ごすことができました。
いつかvol2をしたいです、その時はまたよろしくお願いいたします。
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ここ1~2年、これといって強い物欲がありませんでした。
お店の中で「これ可愛いな〜」と思うことはあってもそれで満足してしまい、購入するまでに至らず。
ありがたい話、特に物に困った生活をしていた訳でもないのでそれはそれで成り立っていたので。
ちょっと話は変わって、音読の次号について。
今度の特集は『京都レコード屋入門(仮)』、それに則して取材をさせてもらいました。
場所はもちろん、京都市内にあるレコード屋さん。
久しぶりの取材に少し緊張していたものの、店主さんが想像以上に良い人でとても楽しめることが出来ました。
そして帰り道、頭の中はこれ一色。
「レコードプレイヤーが欲しい」
レコードプレイヤー、それは高校生の頃から憧れていたもの。
だって、部屋にレコードプレイヤーがあったらなんかオシャレじゃないですか。
「レコード、部屋にあるよ」って言うの、かっこいい。
そんな不純な理由でしたが、ずっといいなあと思ってました。
だけど買うまでに至らなかったということは、そこまで本気じゃなかったということでしょうけど。
1時間半みっちりとレコードの魅力を教えてもらった取材、これは私の物欲を刺激するに十分すぎるものでした。
忘れかけていた昔の憧れ、復活です。
とりあえず何かを欲しいと思ったのが久しぶりで、とりあえずこれは買うしかない。
思い立ったら即行動、その日から数件のお店を見て回る。
欲しいと思ったからには満足いくものがいいので妥協は一切しません。
そしてとうとう・・・一目惚れの一品に巡り合います。この時を待っていた。
場所は京都駅のビッグカメラ、オーディオコーナー。
見た瞬間に「これ!」と即決、お買い上げ!
運悪くと言いますか、運良くと言いますか、在庫が難波店のみだったのでお取り寄せというかたちに。
そして!今日!それが届きました!
首を長くしすぎて伸び切ってしまいました!
まだ開けない。
なぜかというと、私の部屋はレコードを置く場所が無いから。
床に設置するなんて可哀想!
ちゃんとスピーカーと並べてスッキリ置きたい!
ということで、まずは部屋を綺麗に。徹底的に片付ける。
そしてニトリに行って簡易テーブルを買う。
さらに白のラッカースプレーを買う。愛用のスピーカーを白いスプレーで塗り替える。
その結果、憧れが現実になりました!
これ!
かわいい!白のレコードプレイヤー!
完全に自己満足の日記だけど気にしない。
久しぶりに感じる充実感、幸せ・・・。
そのうち、ちゃんとしたレコードラックを買って、その上にこれを置きたいなあ。
ちなみにレコードは納戸に仕舞われていた父のお古をいただきました。
その数ざっと50枚、洋楽も邦楽も古きよき音楽がたくさん眠っていました。
埃を被っていたものに太陽の光と新鮮な空気を通してあげて、新しいスリーブを着せて。
知っていても、わざわざデジタルの音源で聴かない音楽、改めてレコードで聴いたらどんなに素敵だろう。
特に多かったのは父の大好きなビートルズ。
これから大切に聴いていきたいです。
音読を通じて自分にとって新しい趣味が生まれるというのはとても喜ばしいです。
こういった発見があるから、やりがいを感じます。
そして音読11号を読んでくださった人も同じように「レコード欲しい!」と思ってくれたらいいなあ。
自分が影響を受けながら作ったものが人にも影響する、こんなに嬉しいことは無いですよね。
『京都レコード屋入門(仮)』、発刊まで楽しみにしていてくださいね。
今日の一曲は、一番初めに再生したこの曲で。