音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

糺の森

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学生時代、下鴨神社のすぐ近くに住んでいました。

 

私は京都の中ではあそこらへんがいちばん好きで、

常々次住むのはあそこやと思っているのですが、

いかんせん今住んでいる場所から遠いためなかなか行けておらず、

今日れんたろうが生まれてから初めてそこらへんに行ってきました。

 

大学で知り合ったおじさんに会いにです。

その人は辰本さんといって、

ユーゴスラビアとかメキシコとかもういろんな国に行って写真を撮る人なのですが、

なぜか大学の支援課で一時期働いており、

ふらーと偶然そこに行った私と私の友人コナンを見初め、

アルバイトとして雇ってくれた方なのでした。

 

最近辰本さんと再び連絡をとるようになり、

れんたろうを連れて遊びに行くことに。

辰本さんは糺の森付近にある一軒家に住んでいて、

冷房がないのですっぴんのジャージで来いとおっしゃる。

おそるおそる行ってみると、

そこには5年ぶりに会う、まったく変わっていない辰本さんと、

共同生活をしているというギタリストのイケメンお兄ちゃんがいました。

 

家の中はおっしゃってたとおり蒸し風呂のようでした。

糺の森が近いからか、マイナスイオン(と思いたいが多分ただの湿気)がすごい。

 

だもんで、お昼ご飯は庭で。

即興で作ってくださったガーデンプレイスで、

手作りショウロンポウと、

手作りよもぎだんごと、

不思議な味(でも激うま)のコーヒーをいただきました。

 

 

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タイのおばあちゃんが使っていたといううちわを貸していただく。

気に入ったのかれんたろう。

 

こなん

 

コナン、れんたろうを猫かわいがり。

いつもありがとう。

 

 

大学時代、よく辰本さんには手料理をごちそうになったものです。

みんなで飲んだくれたり旅行に行ったことを思い出しました。

 

辰本さんはれんたろうを嬉しそうに眺め、

ばしゃばしゃと写真を撮り、

なんかおじいちゃんみたいですね、と言われていました。

 

おもしろいおじさんだなあ~と学生時代思っていた辰本さんは、

やっぱり今でもおもしろいおじさんで、

やっぱり素性がわからない。いったいどうやって暮らしているのだろう?

安心しつつ、心配しつつ。

でも、うーん、やはり心配いらんなと思いつつ。

おかしな話を聞いてははっはっはと笑って、とても楽しかったし、嬉しかった。

 

辰本さんと出会ったことで、

それまで知らなかった世界や会ったことのない感じの人たちに

いろいろ出会わせてもらったので、

こうしてまた、社会人だとか母親になっても会えるのは嬉しい。

「お前ふとったなー」って笑われて、

寝る間も惜しんで遊んでたやせっぽちのかつての自分を思い出したり、

適正体重ですよと怒ったり、こっそり気にしたり。

 

 

お土産によもぎの葉っぱとよもぎだんごと手作りジャムをいただき、

よもぎをどう料理しようかなって楽しく考えています。

 

 

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