旅のおわり2012.9.17
北海道旅行最終日。
朝5時に起きてれんたろうを軽く洗ってから、
6時ごろホテルの近くの函館市場へ向かう。
客引きがさかん。おじさん、おばさん、みんな元気だ。
全然慣れていないので、いちいち返事をしてしまって進めない。
夫に引っ張られるようにして歩く。
メロンジュースと、メロン一切れ、
それからとうもろこしを買って食べた。
どれも甘くてとてもおいしかった。全部で500円。
父は一軒の店に入ったきり出てこない。
一周して迎えに行くと、お土産を大量に買っていた。
5万円使ったのだという。
私たちにもうにといくらといかの塩辛を買ってくれた。
「ちょっと買いすぎじゃない」と言うと、
「このために貯金しとったんじゃ。おみやげを買うのがわしの趣味なんじゃ」
と言った。
昔からこうなので、もうなおらないと思う。
父は買ったおみやげをご近所中に配るのだ。
ホテルに戻り、朝食のち休憩。
父、れんたろうとずっと遊んでくれる。
「連れて帰ろうかな」という声が聞こえる。
れんたろうはちゃぶ台の下が気に入ったみたいで、
潜り込んでは頭を打って泣いていて、
何度も私に「ばかだ」と言われていた。
9時、函館空港到着。
私たちがお土産を買っているあいだ、
父はれんたろうを抱っこして空港中を闊歩していた。
私は六花亭のバターサンドを買えて満足。
夫はよくわからない北海道限定のコーラみたいなのを飲んで喜んでいた。
父、知らぬ間にくまのぬいぐるみを購入しており、
れんたろうと遊ばせている。
「これ、喋るらしいぞ」と言っていたが、電池が入っていないため喋らず。
しかたがないので私が喋った。
「僕くまのくまたろう。れんたろうくん遊ぼうよー」
れんたろう、ぎゃっぎゃと笑う。
飛行機の中ではずっと寝ていた。13時、関空到着。
関空のサブウェイでサンドイッチを食べ、ツタヤでたまごクラブとひよこクラブを買った。
今月号の両方ともにれんたろうが載っているのだ。
京都行きの特急はるかの中でそれを見る。
れんたろう、確かに載っている。
二冊とも父にあげる。
れんたろうは父のひげが好きみたいで、
触ってはぎゃっぎゃと笑っていた。
父が何度「じいじって言ってごらん」と言っても「まんまー」しか言わなかったが、
父はかわいくてしかたないと言った。
京都駅で父と別れた。
帰宅後
「三日間とても楽しかった。
れんたろうと別れるとき辛かったよ。やっぱり寂しいね」
と、涙顔の絵文字つきのメールが来たので、
上の写真をメールで送ってあげた。
私は疲れていたのか8時にはれんたろうと眠ってしまった。
夫はそのあともひとりで
旅行中に読んでいた私の「1Q84」を2時まで読みふけっていたらしい。