ハウルの動く城2013.2.19
録画したまま放っていた「ハウルの動く城」を観る。
れんたろうにとっては人生2本目のジブリ映画である。1本目はポニョ。
いやーおもしろいですね。やっぱり駿、あんたすげーよ!そうつぶやいたられんたろうが、自分がほめられたと思ったのか「ぴょるぴょるぽ?」と言った。疑問型で。最近ガッちゃんみたいな喋り方する。何か言ってんだろーな。全然わからんけど。
ソフィはのろいをかけられおばあさんの姿になり、ハウルの城で掃除婦として働くことになるんだけど、ソフィのやってることって家族作りで。
ハウルはでっかい子どもみたいなもん(大学生くらい?かっこいいんだけど不潔…)だし、なんだっけ、名前忘れたけど、もうひとりの小さな男の子はほんまもんの子ども(小学校低学年)だし、かかしはよくわからんけど書生みたいなもんかなあ、犬はまあペットでしょ、で、魔女はおばあちゃん。火の悪魔は…?おにいちゃん?
掃除や料理をすることで、どんどん家らしくなってく。それにともない、みんなが家族っぽくなってく。からだを動かすこと、家事をすることで、家族ってできちゃうもんだよなー。家事って巣作りだよなーと思ったり。
だんだん、ソフィが掃除婦から女の子…嫁らしくなっていくんもそう。それはハウルのことを愛し始めたからなんだけど、世話してると愛着ってわくよね…。そうするうちにハウルは男子大学生から大人の男に成長して、一家の主らしく「家を守る」という…
家族って、役割分担だよなあ。
今「プロチチ」という漫画を読んでいるのだけど、
その中で主夫である夫が、
「愛はコントロールできなくても、世話は努力でなんとかなる」
というようなせりふがあって、ほんとその通りと思った。
私は毎日、頭を空っぽにしてとにかく立ち上がる、とにかく手を動かす。
どんなにしんどくても、やる気が出なくても、いらいらしてても、だらだらしたくても。
とにかくれんたろうを着替えさせ、おむつを定期的にかえ、ほうきでちりをはき、やかんに水をくみ、スポンジに洗剤をしみこませ、お皿を洗ってお皿をふく。
母親の擬態をして、母親になっていく。