2歳になりました2014.1.11
あけましておめでとうございます。
お正月は夫、私、両方の実家に帰り、おもちゃや洋服をしこたまもらって帰りました。
電車やバイク、ブロックなどがどんどん増えていくので、二人目も男のほうが無駄にならなくていいなあなどと思う貧乏性な私です。でももう…男は無理かも…大変すぎる…
いやいやが日ごとにひどくなっております。
お正月休み明け初日には「保育園に新幹線のおもちゃ(でかい)を持っていくのだ」と聞かず、
※これです。
さすがにこんなにでかいものを持っていくのははばかれると無理やり取り上げると激しく泣き喚き、自転車もいや・歩くのもいや・抱っこもいや・もうすべてがいやや!!状態に。
前も似たような状況になり美容院の予約をキャンセルした経験を持つ28歳(女性・京都在住)は、「あ…遅刻する…」と確信。運命に逆らうがごとく無理やり自転車に乗せふらふらと走り出すも、奇声をあげ立ち上がる息子の重みに耐え切れず、自転車と息子もろとも横倒しになり、植え込みのふちに息子の頭をぶつけさせてしまいました。
火がついたように泣き出す息子を抱きかかえ、放心する私…
結局けがは大したことなかったのですが、泣きじゃくる息子の手を引きながら(自転車には
決して乗らんと言い張るので)保育園までのろのろ歩き、何もないところでまたこける息子を起こしては片手で支えていた自転車に倒れられ、などを繰り返し正月そうそう自転車のかごも私の心もべっこべこでした。
職場には20分遅刻。いつもより10分早く出たにも関わらずです。
自分の努力が理不尽なまでに踏みにじられたお正月明けでした。
しんどい…まじで…
と、ほとんど泣きながらきこきこと壊れかけの自転車で職場へ。
職場にはもちろん話のわかる大人だけがおり、いやだいやだという子供はおらず、「話が通じるって楽だなあ…私はれんたろうが生まれるまではこういう世界にいたんだなあ」と不思議に感じました。
子育てしてきてまだ2年ですが、今がいちばん大変です。
でも、周りの人には「今がいちばんかわいいとき」って言われる。
確かにすげーかわいいです。
お月様に「おーい、おちゅちゅちゃまー!」
と呼びかけるときとか、すげーかわいいと思います。
ところで昨日彼は2歳になりました。
敬愛してやまないトーマスをケーキ屋さんにあしらってもらい、夜はすき焼きでお祝い。
ケーキの箱のふたを開けると、れんたろうは目をかっと見開き
「マス……!!」
とひと言。そして
「しゅごい……」
とつぶやいていました。最近そんなことも言えるようになったんです。
もりもり食べるれんたろう。トーマスも容赦なく食べていました。
そういえば2年前も雪が降っていました。
私は髪を切りすぎて猿みたいでした。
生まれたれんたろうは私よりもっと猿みたいで、まっかっかな顔をしていました。
れんたろうは生まれてすぐなのにおっぱいを一生懸命飲もうとしていました。
「わあ、すごい。生命の神秘」と思ったのもつかの間、乳首を吸われた瞬間
「いってー!」と叫んでしまうほど力が強くびっくりさせられました。
私の体重は今より15キロ多くて、れんたろうが生まれたら5キロ減ったので
計10キロ太ってました。
れんたろうが出たばかりのお腹はぺったんこで、皮がびよびよに伸びきって
「これ戻るのかな…」と不安でした。
自分たちが初めてつけたばかりの名前「れんたろう」で呼ぶのはまだ恥ずかしく、
練習のために「れんたろ」と何度も寝顔に小さく呼びかけました。
生まれてすぐのれんたろうは血のにおいがしました。
目は真っ黒で、まだ何も見えていないのだと聞きました。
泣き声は「にゃあにゃあ」でした。うんちは「ごはんですよ」みたいでした。
部屋の中では加湿器の音がずっとぼこぼこ聴こえて
血とお乳のまざったにおいがしていました。
テレビでは中国人が刑務所から脱走したニュースが流れ、
日本列島にすごい寒波が来てるとも言っていました。
私はそれを見ながらもりもりご飯を食べ、ばんばんお乳を出しました。
私は宝物を手に入れた気分でした。
れんたろうと眠ったり起きたりを繰り返し、
目が覚めるとすぐに隣のれんたろうが息をしているかどうかを確認しました。
息をしているのがわかると心から安心し、
人生でこんなに幸せな気分になったことはないと思いました。
※2年前のれんたろう。このポーズよくやってたけど何だったんだろう。
あれから2年か…
2年前に…
戻りたい…
2年前っていうか、あの入院時代に戻りたい…
上げ膳据え膳のいたれりつくせりな時に戻りたい…
※今のれんたろう
今日もれんたろうは変なパジャマ着て、愛する新幹線「石井さん」を片手に、
「おきてーおきてー」と寝ている私を無理やり起こし元気に遊びまわっています。
今年もよろしくお願いします。