音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

もしも車があったなら

蜀咏悄 4

最近「よつばと!」を読んでいる。

よつばという6歳の女の子の日常を描いた漫画で、

事件らしい事件は何も起こらない(少なくとも今私が読んでいる5巻までは)んだけど、

いろんなところに出かけるのがいいなあと思って読んでいる。

 

私も夫も出不精だから、土日ずっと家にこもっているというのもざらで、

家で私はひたすら読書、夫はギターを弾き、れんたろうはおもちゃで遊んでいる。

この夏雨が多かったっていうのもあるけど、晴れても出なかったりするので、

最近それではれんたろうが不憫なのではと思い始めていた。

いちばん仲の良いれんたろうの友達の男の子は、

車で奈良や動物園や水族館や、いろんなところに連れていってもらっているし、

ご近所さんも家族でよく登山やキャンプに行っている。

れんたろうはせいぜい自転車で公園に行って滑り台すべるくらいだから、

経験値で比べたらけっこうな差が出ているだろう。

この経験値の差がそのまま大きくなっていって、

大人になったらとりかえしのつかない差になるのかもしれない。

その差がレディガガと私の差なのかもしれない。

何言ってるのかようわからんけど。

やっぱり車ですかね、と夫と話すのだけど、

夫はペーパードライバーだし、ふたりとも酒飲みだし、駐車場代は高いしと

何となくふんぎりがつかずに今にいたる。

車があったら何か変わるんだろうか?変わるだろうな。

まあ、どっか行くだろうな。

 

よつばの周りの大人は車や電車でよつばとその友達をいろんなところに連れていく。

花火とか夏祭りとか魚釣りとかプールとか。

それを読んで「楽しそうだなー」とか「思い出作り、大切だなー」とか思いながら

今日もまた日がくれるのであった。

まじでこれはあかんということで、ようやく夕方れんたろうを公園に連れていった。

(この土日初の外出である。でもきのう雨だったからさ…)

れんたろうは最初「いや、おうちいる」と言っていたのだが、

無理やり連れ出したらやっぱり楽しそうに滑り台をすべっていた。

友達はUSJとか行ってんのに…このままだとれんたろうまで出不精になってしまう。

来週から心を入れ替えて遊びに連れていこうと思う。

 

蜀咏悄 4

 

あまりに家でおもちゃで遊びすぎてブロック遊びのクオリティが高くなってきた。

これは「きょうりゅう」だそうだ。

「きょうりゅうと、ごはん、たべるの」

と言うので、食べさせました。

きょうりゅうにカレーやってました。

 

話変わって、このあいだ保育士さんに

「れんちゃん、最近注意されるとすぐ泣くんですよ。

それも自分だけじゃなくて友達が注意されても泣くんです。家でもそうですか?」

と言われた。

最近うちでもそうで、ちょっと怒るだけでも大泣きする。

言葉の意味がよりきちんとわかるようになったのかもしれない。

それはいいことなんだけど一日30回くらい泣くので参る。

 

今日もいきなりタックルしてきたので

「もう、痛いよ」

ときわめて穏やかに言ったら

 

蜀咏悄 1

 

 

 

 

 

 

「いーたーくーなーいー」

とぐずりだして(いてえよ)

 

 蜀咏悄 3

 

 

 

 

 

 

「いーたーくー、うええええええ」

 

蜀咏悄 2

 

「びゃあああああああ」

 

と泣いていた。

泣きたいのはこっちだ。

 

その後5分くらいひたすら慰めなくては泣き止まないので、もう泣かないでほしい。

これまでこんなことなかったのに、そういう時期なんだろうか。ようわからん。

 

「びゃーーー!」と一緒になって泣いたら

「なーかーなーいーでー!」とさらに泣かれました。

 

 

 

 

 

2014年9月のアーカイブ

これまでの連載