2020.4.29
元気を出したいとき
母親にダメ出しをしながら書いてもらった原稿を超えるものを書かなくては、というプレッシャーがないこともないが、
普段どおり、力を入れたり、抜いたりしながらやっていきたいと思う。
新型コロナの影響が大きく社会を揺るがしている。社会全体として、踏ん張らなければいけない時である。そんななか『元気が出る』をテーマにできたのは偶然なのだけどよかった。
幸いなことに、仕事柄、会社の売り上げには大きな影響がなく、収入について、雇用についての不安は感じていない。
ただ、人と接することが多い仕事のため、感染に対しての不安はついて回る。
「三密を避ける」という理由で、積極的に会合の中止、延期を進めたり、参加者を縮小したりして、事務所内で仕事をしている。
たまった事務仕事や書類のチェック、決裁と新しい赴任地の分析、改善提案といったところか。
転勤して思ったことは、ローカルルールというのはとても厄介で、今まで当然と思っていたことが通じない。問題に対しての共通認識すら得られないことが歯痒い。
上司の立場とすれば、いけないと分かっていても、うまく運営していくために黙認してきたという印象だ。
突然の切替は難しく、氷を溶かすようにゆっくりと伝えていくしかないだろうというのが今の考えだ。
仕事の話になってしまった。
元気を出す、ということを能動的に行うというのは、何かをもっと積極的に行いたい、頑張りたいということだろうと考えている。
動機がなくなりつつあると実感し、それが自分の意思または状況にとって好ましくないとき、「元気が出したいな」と思うのだろう。
もしも、体調が悪いなら音楽など聞かず、もしくはゆるやかで小さい音の音楽を流しながらゆっくり眠るべきだ。
つまり元気はやる気である。やる気=元気=いわきである。あのおばちゃんは元気かな。
ーー
ここまで書いて、続きを書き出すまでに志村けんも岡江久美子も死んだ。
それだけでこの状況の恐ろしさが実感できる。
多くの方が亡くなっているんだろうが、どこか他人事だった。当然志村けんも岡江久美子も他人で、一生で一度も会うことがなかったわけだが、どちらもテレビ画面上の元気そうな姿がすぐに想像できる。
その人物が仕事をしている間にあっさり亡くなってしまった。
仕事から帰って、晩ご飯を食べ、ビールを飲みながら、その事実を奥さんに聞かされる。
特に岡江久美子のことは、すごくゆるやかで深いショックを受けた。おそらく、多くの人と共有できる感情じゃないかと思うのだけど、岡江久美子はものすごく近しい、母親にも似た存在のような気がしている。当然、片思いだけど。
本当の家族とも会えないまま苦しみ、そして亡くなっても火葬して骨になるまで再会できなかった。
残される身としても自責の念や、後悔、やりきれなさがすごかろうと、かける言葉も見つからない。
こんな話をするつもりはなかったのだけど、、
元気を出したいとき、
母親の選曲からも節々に感じるし、価値観を共有できている、というか影響を色濃く受けているんだろうけど、
家族のことを思う。
結婚してから、子どもが生まれてから殊更感じるのだけど、
いっしょに喜んだり、心を傷めたりできる大切な人のことを思うと、希望というか気力が溢れてくる。
大切な人と“生活”をしていかなければならないと思えるような曲を、そして母親の選曲へのアンサーとしても選びました。
こんな時だからこそ、元気出して、生活を意識していこうじゃないですか。
- No.1
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Beautiful Day/土岐麻子
- No.2
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おとなの掟/Doughnuts Hole
- No.3
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生活の柄/ハンバートハンバート
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Yesterday And Tomorrow/ゆず
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時よ/星野源
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戦ってしまうよ/ゲスの極み乙女。
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バウムクーヘン/フジファブリック
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Superstar (Album Edit)/くるり
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シャングリラ/チャットモンチー
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息子 (Album Version)/奥田民生
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レゲエ/白い汽笛
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ぎゅっと/Sexy Zone
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Morning Sun/清竜人
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天国 -向井秀徳 Version-/向井秀徳
- No.15
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いいこ いいこ /矢野顕子