2021.7.31
夏のグラデーション
パキッとした青空も、綺麗な月夜もいいけれど、昼と夜の間のグラデーションが1番魅力的だなと思う。
熊本に来て特にそう思うのは、帰宅時間がそれくらいになることが増えた、というか、生まれたからじゃないか。
といっても帰宅時間が早まったわけではなく、九州の夜がゆっくり始まるからと補足しておく。考えてみれば当然のことで、単純に明石より、そして前に住んでた広島より西にあるから、経度の関係で本当に日の入りが遅いだけだ。
特に好きなのは、ピンク色から紫、藍色になる過程で、それってマジックアワーじゃんと書きながら思った。
車を運転してて、どうしようかな、つけようかな、対向もチラホラ点灯しはじめたし、とりあえずスモールライトだけ点けとこう、というぐらいの時間の空がいい。
ちなみに写真くらいの明るさなら僕は普通にライト点けますね。
グラデーションというのは、何かと何かが混ざっている過程だったり、徐々に起こる変化の途中だったりと捉えていて、見えるものにだけでなく、何にでも存在すると考えている。
例えば感情。
オリンピック開催反対の気持ちと選手達への応援・賞賛の気持ち(あくまでも例えであって、自分のスタンスではないです)。
振り切ったものではなく、どこか曖昧で一貫性もない。瞬間的なバランスで、一定に留まることがなく再現性も低い。
だからこそ魅力的に見えるし、嫌悪することもある。
今回の選曲は、夏のパキッとした暑さみたいなところではなく、どこかノスタルジックでものさみしいところも感じられる夕方というイメージで行いました。
思ってた以上には程よい感じです。
- No.1
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ラスト・ステップ/吉田美奈子
- No.2
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あっという間の夢のTONIGHT/サザンオールスターズ
- No.3
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入江の午後3時/松任谷由実
- No.4
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パロディ/星野源
- No.5
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東京近郊路線図/泉まくら
- No.6
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ばかみたい feat.入江陽/さとうもか
- No.7
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夏至/相対性理論
- No.8
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サテライト/猫戦
- No.9
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Smoke/Homecomings
- No.10
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君がいて水になる/ずっと真夜中でいいのに。
- No.11
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椅子の椅子/Taiko Super Kicks
- No.12
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ある鼓動/蓮沼執太フィル