2021.12.22
サンタクロースイズカミントゥマイライフ
サンタクロースを思い浮かべるとき、いつもキョンが邪魔をする。
「サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいい話だが(中略)これは確信をもって言えるが最初から信じてなどいなかった。」
二十歳前後で読んだ「涼宮ハルヒの憂鬱」の冒頭の文章だ。
そして、自分もそういえばサンタクロースなど信じたことがない、と共感する。
ものごころついたクリスマスの記憶の中で、すでに何が欲しいか祖母に尋ねられているのである。なんて答えたかの記憶はないが、ウルトラマンや仮面ライダーの人形的な何かじゃなかろうか。
そんな自分とラノベの登場人物の共通点を並べて語るなど、しかも、もはや20年前のラノベの話なんて、歴史の色で例えるならば、やはり黒歴史。
ていうか歴史にそのほかの色があるだろうか、あるとして何色だったらいい歴史なのか。
与太話はさておき、クリスマスが街にやってきて早1ヶ月半。
ハロウィンに翳りが見えはじめる10月下旬ごろから徐々にその姿を現しはじめ、オレンジ色のパンプキンは緑のツリーと赤や金のオーナメントに塗り替えられていく。
どうしてもハロウィンがいつだかわからなくなってしまう理由の一つであるが、ハロウィン当日にはハロウィン売り場はもうなくなっていて、クリスマス仕様に様変わりしているのだ。
サンタクロースも、話題の中心というよりは、良い子の見張り役として、突如会話に紛れ込んでくる。
「あれ、そんなにご飯残して、サンタさんが見つけたらどう思うかな?」
まさかこんな言葉を自分が発することになるとは、二十歳のぼくは思いもしなかっただろう。サンタなんていないし、宇宙人や未来人、超能力者もいない、と息巻いてる時代である。
しかし、サンタクロース、本当に有能な見張り役なのである。
サンタとなまはげの飴と鞭によるよい子創成、悪い子撲滅運動が秋田県にとどまっていることは非常に重大な損失である。
ものごころついたかついていないかわからない息子からはクリスマスプレゼントはプラレールがいいと言われている。(買ってあげる話ではなく、サンタさんにお願いする意味)
実はうちにはプラレールがある。
2歳の誕生日、そのころ新型ののぞみN700Sが走り出しており、ばあばからどうしても贈りたいと懇願されたのだ。
そして当日一度だけあそび、押入の天袋にしまった。時々それで遊んでいる写真を見つけて思い出してもあれはよそのうちである、夢である、と説明して難を逃れている。
敢えて隠してあるのは、お片付けできないのでは、というのが最大の理由である。
それとは別にハッピーセットでもらったトーマスとドクターイエローも青いレールの上を走れる日を待っている。
とりあえずプラレールを公開する日に向けて無印のやわらかポリエチレンケース・中を二つ買ったが、雑多なおもちゃ箱と成り果てている。
「お片付けできないこのところに、サンタさんは来てくれるかな?」
子供の頃いなかったサンタクロースがぼくの生活にやってきた。
全然関係ないが、折り紙で遊ぶことが多く、割と紙の作品の行き場と捨てるタイミングに困っている。
カラフルな歴史ではあるが、折り紙のあふれる我が家に来てくれるサンタクロースはいるだろうか。
もし、来てくれるなら最新の掃除機をお願いします。
曲はベタなクリスマス感のあるものに落ち着きました。
4曲目だけ注が必要ですが、ママレードボーイの全曲集の中で歌以外が光った曲です。
- No.1
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12月の雨/松任谷由実
- No.2
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茜色の夕日/フジファブリック
- No.3
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OH MY LITTLE GIRL/尾崎豊
- No.4
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Only Lonely Girl/小山裕香
- No.5
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スパークル/wyolica
- No.6
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軋む雪/ランタンパレード
- No.7
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City Creatures/U-zhaan & BIGYUKI
- No.8
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クリスマス・イブ/山下達郎
- No.9
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Only Holy Story/Steady & Co. Feat. azumi
- No.10
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冬のうた/Kiroro
- No.11
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LOVE LOVE SHOW/THE YELLOW MONKEY
- No.12
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愛なんだ/V6