エウレカセブンの第1話が好きだ。

これが「ブルーマンデー」というタイトルだった。
主人公レントンのモノローグから始まるこの物語をぼくは何度も見返している。

多くの登場人物にとってよくない一日となったその日、ホランドは言った。

「まったく、、なんて月曜だ」

ホランドとしても、どうしても会いたくない人に会わなきゃいけなくなったし、
そのせいでゴタゴタに巻き込まれるわけで、いい日ではない。

ブルーマンデーとはこのことか。

でも、ちょっと待ってくれ！
このホランドはゲッコーステイトという反政府集団のリーダーなのだけど、
基本的には世界を旅しながら密輸とか賞金稼ぎとかをして暮らしていて、規則正しい暮らしをしているわけではない。

だから、この日がたまたま月曜日だっただけの話で、別に「なんて木曜だ」でもいいし、「なんて土曜だ」でもいい。

それはあんまりだ。
月曜に対してあんまりだ。
そして、我々に対してもあんまりだ。

ブルーマンデーはもっとこう定期的に、というか毎週訪れるものでしょう。

ダラダラ過ごしても、意識高めに過ごしても、休日は平等に終わり、平日はやってくる。
多くの人にとってそれは月曜日。

起きて着替えて会社に、学校に行かなくては。
でも、面倒な上司もいるし、意地悪な先生もいる。
いやだ。行きたくない。憂鬱。

これが、ブルーマンデーでしょう。

そしてぼくは、いつまでたってもブルーマンデーなことにもうんざりしているのです。
さしずめブルーマンデーブルーといったところでしょうか。

でも、少し考えてみたら、ブルーマンデーブルーって意外ときれいな色だったりしないかな。
いや、そうじゃないとしても、そうすることができないかななんて。

最悪だ
で始まったレントンも
君を守る
なんていいきったりする月曜。

布団から出るのも億劫だけど、この音楽を聴けばいい。
月曜の朝を素敵なブルーに塗りかえてしまえばいい。