第10週 LOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTS / 針金の木2016.10.7
京都もすっかり秋らしくなってきました。今朝はかなり冷え込んで こんでいたので思わず『寒っ!』と声に出してしまいました。マミ タスも書いていましたが、私も秋が一番好きです。夜な夜な鴨川ま で散歩に行くのも今の季節ならではの楽しみ。京都で生活を始めて 5年。京都に来てからこのシーズンは観光客の多さにげんなりする こともありますが、それ以上にこの季節が好きになりました。
京都に来てから秋がやってくる度に聞きたくなるのはLOOLOW NINGEN & THE FAR EAST IDIOTS(以下ルロウズ)です。
東京のバンドなのだけれども、なんか京都の情景がしっくりくる。 なんか不思議なバンドです。
思い出すのはライブハウスで働いていた頃のこと。秋口の早朝、ひ んやりとした空気を身体に浴びながら聞きたくなるのは、絶対にル ロウズでした。
ここ数日寒くなって一番聞きたくなって、聞いている曲はルロウズ の“針金の木”です。
曲を聞いて、その曲を聞きだしたときのことを鮮明に思い出せる曲 ってそんなに多くないな、 とこの企画を始めてから思うようになりました。
空気感や風景はもちろん、そのときつらかったことも、うれしかっ たことも全て蘇る。
記憶のたんすにしまいこんで、開ける機会がなければ思い出しもし ないことをこうして振り返ることで、自分の整理をしています。
今度身の回りの人に好きな曲について聞いて回りたいな、なんて思 うようになりました。
その人の人生や生活について触れられるこのトピック、すごく面白 いのではないかと思っています。
しかしながら好きな曲の定義を考えるのがとても難しい。好きって なんなんだろうと毎回考えさせられます。
何年経っても鼻歌で歌えたり、聞きたい!という衝動が沸く曲が好 きなのかなあ。3回目にしてすでに迷走中です。
最後に10/1(土)に副編集長・ 土門さんが無事男の子を出産されたとのことで、 本当におめでとうございます!
歳が3つしか変わらないのに、常に前に進み続ける土門さんはかっこいいなといつも思っています。
朔太郎くんにも早く会いたいです。
text:岡安いつ美