第12週 ジュブナイル / GRAPEVINE2016.10.21
来週末、京都はボロフェスタか~、と思いながら
ボロフェス関連のインタビューを読んでいるこの頃です。
大学生の頃、家が丸太町通沿いだったから、
通をひたすら自転車で真っ直ぐ進んで
ちょっと曲がれば、KBSホールだった。
ボロフェスでは毎年、記憶に残るライブや瞬間をたくさん
魅せてもらった気がする。今、頭の中で思い出しながら、この記事を書いています。
そういえば、2012年のトリはGRAPEVINEだったなぁ。
今年は東京からそっと、京都に想いを馳せます。
来年は遊びに行けますように。
さてさて、今週の「一週一曲」です。
稀に、異様に熱が入ってしまうアーティストがいまして。
私にとって、そのひとつがGRAPEVINEです。
皆さんにも何か、そういう存在があったりするのではないでしょう
「ジュブナイル」は、新たに何かが始まっていくとき、
希望と不安が混ざって、心はグラグラ揺れても、
先にあるワクワクの方が大きいぞ!みたいな気持ちのときに聴くと
勇気づけられます。言葉にしようとすると難しい…!
このMVは最後の方まで、ずっとボヤけている映像なんですが、
最後にハッキリとメンバーの顔や姿が見えてくる。
視界がどんどん開けていくイメージ。そして、その手法がピッタリと合う詞。
たしかに心の中に、モヤモヤしている気持ちは残っているのだけど、
それを覆えるほどのパワーに溢れている歌。
自分にとって大切な何かと距離が遠くなっても、
生きていればまたきっと会えるよって、傷みは抱えたままでいいんだって
ことを教えてくれます。
嫌な記憶は時々フラッシュバックするけれど、
「そんなこともあるわよね」って、考えられるようになったら
どんどん強くなれる気がする。
前回の自分の更新時は、至極個人的なことで落ち込んでいたの
やっと最近、「転機だったんだなー」と、前向きに捉えられるようになった。
それから紆余曲折あって、来年から環境が変わることになりそうで、
「ジュブナイル」は今の自分の等身大の歌だと思い、今回 書きました。
あっという間に10月も末で、今年もあと約2ヶ月で終わりですね。
生活の中で受け取ったり、入り込んだりする様々なことが
いつか実を結んで、カタチになっていったらいいなーと願いながら。
2016年、残りも頑張っていきましょー!
text: 宮井 真実子