第35週 まったりしてしまったり(tofubeats remix) / さよならポニーテール2017.4.5
CDを持っていないで借りるくらいの情熱だった場合、結局聞かずじまいで満足してしまうことが多い。
なんのはずみだったか忘れたけど、iTunesの海からたまたま目に止まり、耳から離れないこのかわいい曲を延々リピートしている。きまぐれで拾ったり拾わなかったりしているけど、現実もかっこいいリミックスでおしゃれな感じにできるアレンジがきかせられたらいいのに、プログラムみたいに構造が正しくて突っ込まれようがない明確なビジョンが持てたらいいのに、なかなかそうはいかない。
こういうかわいい声の女の子に対するかわいいコンプレックスみたいなのが一応あるのに、まあ自分を曲げられない28歳って結構致命傷だと思う。たまに承認されることもあるから堂々と甘えてここまで来たなと。。。
3月末で忙しかった現場を離れて自社@神谷町に戻り、新しい仕事をしている。キリが悪いタイミングでさよならになった。わからないことだらけで、個性と勢いと正義感で猛烈に業務をこなしてきた。1年3ヶ月しかいなかったのに、存在感と声の大きさは一人前だった(自分でいうのもなんですが)。
このタイミングで仕事ってたのしいよねって言い出していいのか迷っている。失敗しないプロジェクトの方法と、いい会社/いい仕事の定義について気になっている。アイデアで課題を解決していける力さえあればたのしい。もっと良い答えを探していいことは、そしてその正解がはっきりしていることは、あからさまに誰かの役にたって報酬がもらえるのは、やさしい。落ち着く。これから身につけないといけないスキルがずっしり目の前に見える。とはいえ定時で帰る。なんなら6時からベランダでみんなでビールをのむ。集中して、効率あげて、良い方向むいていかないといけない。とはいえ、まだぽっかり放り出された気分で春に甘えてちょっとぼんやりしている。
友人と猫の写真を待ち受け画面にして、満員電車で眺める。
text:船田かおり