第40週 SPF / GRAPEVINE2017.5.16
こんにちは。更新が遅れてしまいました。「一週一曲」企画も、もう40週目になります。
主に京都と東京で生活している女性たちによる、日常の断片に宿る音楽が誰かに伝わっていたら幸いです。
先週末、名古屋に行ってきました。
大学時代に、立命館付近にあるドラッグストアでバイトをしていたのですが、
そのバイト先で唯一同い年だった友人に会いに。
そしてその翌日は、GRAPEVINEの20周年ライブを観に行って、気持ちが浮ついたまま、東京に帰ってきました。
いやしかし、20年もバンドを続けるということは、どういう感じなのだろう?
バンドに限らず、ですが。なぜか、すごく考えてしまった。
少し話は違うけれど、私の両親が今年で結婚30周年を迎えた。
2人で、九州に旅行に行っていた。非常に楽しそうだった。これもまた然り。
夫婦を30年間つづけているということに、自分の親のことだけど
「どんな感じなんだろう」と、これもまた考えてしまった。はて….。
「続ける」ということについて、最近頻繁に考えてしまう。
バンドなり夫婦なり、何かを一筋に続けることを。
ああ、でも私はきっとそれに憧れているだけなんだろうな。
名古屋に向かっている途中、岡本太郎さんの本を読んだことも影響している。
岡本太郎の言葉はどれも力強くて、こちらにそんな気が無くても、半強制的に背中を押される感じがした。
ささーっと読めないというか。岡本太郎の言葉で、自分の感情が上下に行ったり来たり、とても激しい本だった。
弱気になる瞬間はいくらでもあるけれど、立ち止まってもいられないし、
どうにか楽しい気持ちでいられるように工夫する。その繰り返しなのかなー。
この数日、渋谷に向かう電車で、そんなことを考えながら通勤している。
私も続けることに意味を持てるように、がんばろう。
あっという間に、夏のような気候。
季節もずっと変わらずに、ただただ順番に続いている。
好きなどの感情も、途中で揺れながら、続いているのかなー。
text by:宮井真実子